(注)このブログは「Reborn-Art Festival2019」公式ではありません。有馬かおるが個人的に公開しています。

Reborn-Art Festival2019 (8月3日~9月29日)58日間 :公式HP http://www.reborn-art-fes.jp/


山形藝術界隈





山形藝術界隈(やまがたげいじゅつかいわい)

山形藝術界隈は、「山形ビエンナーレ2016」期間中に開催されたアートの市「芸術界隈」(ディレクター・三瀬夏之介)から派生した芸術運動体として2016年より活動開始。絵画・音楽・パフォーマンス等それぞれの表現活動を行なうメンバーが集まり、既存の枠組みに捕われない新たな作品制作・発表のあり方を模索する実験的な活動を行なっている。2017年は、山形・ミサワクラス、山形・白鷹町文化交流センター、東京・新宿伊勢丹(ISETAN ニューアーティスト・ディスプレイ)、山形・鶴岡アートフォーラム(東北画は可能か?/三瀬夏之介個展 関連企画)での各種展示を行なった。2018年は、RAF2019キュレーター有馬かおるとの出会いをきっかけに生まれたプロジェクト「年間山形藝術界隈展」を立ち上げ、2019年2月まで年間を通しての企画展示を宮城・GALVANIZE gallery(石巻のキワマリ荘)で行なった。

https://twitter.com/geijyutsukaiwai



大槌秀樹(おおづち・ひでき)

1981年 千葉県生まれ。山形市在住。2009年 東北芸術工科大学大学院 修士課程実験芸術領域修了。空洞化した中心市街地や、東北に存在する消滅集落、廃村、鉱山を舞台に、その変化せざるおえなかった環境や自然と対峙した行為を記録。行為から生まれる事象を映像や写真、パフォーマンスなどで表現している。2019年 川崎市岡本太郎美術館にて「第22回 岡本太郎現代芸術賞展」に参加。2018年 Cyg art gallery(盛岡)にて個展「 神々の撮影」を開催。2018年 山形ビエンナーレ2018「現代山形考」に参加。同じく2018年 GALVANIZE gallery(石巻)にて「帰ってきた MOLE GALLERY」展を開催。近年では、自然と共に生きる術を神々と共に生きる事と捉え、制作を行っている。

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後藤拓朗(ごとう・たくろう)

1982年 山形市生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コースを卒業後、美術講師として勤務する傍ら、オープンアトリエを中心に発表活動を行う。マスメディアやインターネットを通じて得られる情報と、身体や生活風景との結びつきを探り、現代における郷土風景画のあり方についての考察を基にした油彩作品などを制作している。2017年「間-空-間(inter-space):日常と非日常の隣接」(KUGURU・山形市/キュレーション 岡部信幸)、2017年「第20回岡本太郎現代美術賞」(岡本太郎現代美術館・川崎)、2018年 山形ビエンナーレ2018 企画展「現代山形考」(東北芸術工科大学・山形)などの展覧会に参加。2005年「第24回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」(東郷青児美術館・東京)損保ジャパン美術賞受賞。

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渋谷剛史(しぶや・たけふみ)

1994年 山形県生まれ。東北芸術工科大学大学院 修士課程芸術文化専攻修了。芸術運動体「山形藝術界隈」メンバー。山形を拠点に活動している。大学時代までは柔道選手として、体育会系独特の文化を経験。近年は〈しごく〉〈しごかれる〉の関係性を考察し、武道型(かた)を用いた映像作品を制作。柔道の「背負い投げ」や「関節技」での〈しごき〉を、芸術史や戦争史跡それぞれの小さな物語と接続し、自身の身体性とメディアの記録性を連動させながら、芸術における「背負い投げ」を試みている。主な展覧会として、山形ビエンナーレ2018「山のような100ものがたり」東北芸術工科大学(2018・山形)、「汚された青い柔道着」中央本線画廊(2018・東京)、「余計と余談 ─ゆとりの仕組み─」加計美術館(2015・岡山)。第3回 CAF賞入選。

https://twitter.com/mailcom45129903

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白丸たくト(しろまる・たくと)

1992年生まれ。兵庫県出身。茨城県水戸市在住。2014年に自主レーベル“TRIP CHILDS RECORDINGS”を設立と共に活動開始。「先人たちの声をうたと音で翻訳する」をコンセプトに、詩人たちが書き残した詩から曲を制作し自ら歌う弾き語りや、カセットテープで音源を制作するYen Shiromaru名義のローファイミュージック、旅行をテーマとしたフィールドレコーディングシリーズ“Sounds of Passage”、水戸芸術館でのワークショッププロジェクト「聴く部」など、音や音楽を含めた「空気感や雰囲気」をテーマにあらゆるボーダーをゆるやかに越えうる表現を日々追求している。近作に「つぶらなりけりかのひとみ」(白丸たくト・2018)、「nddI」(Yen Shiromaru・2018)など。

https://twitter.com/shirootkt

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久松知子(ひさまつ・ともこ)

1991年 三重県生まれ。山形県在住。2017年 東北芸術工科大学大学院修士課程日本画領域修了。現在、同大学院博士課程在学中。日本の近現代美術の制度や歴史観への疑問を出発点に、絵画を制作している。近年は、「小さな物語を描く」ことをテーマに、スマートフォンで撮影した画像を基にした、フォトペインティングに取り組んでいる。2018年 大原美術館のアーティストインレジデンスプログラム「ARKO2018」に招聘。合わせて個展を開催。2015年《日本の美術を埋葬する》で、第7回絹谷幸二賞奨励賞、《レペゼン 日本の美術》で第18回 岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞受賞。また、自身の絵画制作に並行して、既存の美術の制度にとらわれない制作発表の在り方を、他者との協働の中で探求しており、芸術運動体「山形藝術界隈」や福島県喜多方市の美術愛好団体「新北方美術倶楽部」に参加している。

https://twitter.com/hisamatsutomoko

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是恒さくら(これつね・さくら)

1986年 広島県生まれ。仙台市在住。2010年 アラスカ州立大学フェアバンクス校卒業。2017年 東北芸術工科大学大学院 地域デザイン研究領域修了。2018年より東北大学東北アジア研究センター学術研究員。アラスカや東北各地の捕鯨、漁労文化、海の精神文化についてフィールドワークと採話を行い、リトルプレスや刺繍、造形作品として発表。2016年より、リトルプレス『ありふれたくじら』を発行(Vol.1~5 既刊)。2017年 横浜市民ギャラリーにて「新・今日の作家展2017 キオクのかたち/キロクのかたち」に参加。2018年 宮城県気仙沼市リアス・アーク美術館にて個展「N.E. blood 21: Vol.67 是恒さくら展」を開催。同年「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018」の企画展「現代山形考」に参加。さまざまな土地に生きる個々人の記憶を〈歴史の肌理〉として継承する表現を展開する。

https://twitter.com/sakurakoretsune

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工藤玲那(くどう・れな)

1994年 宮城県生まれ。2017年 東北芸術工科大学洋画コース卒業。様々な土地を転々としているうちに混ざりあうアノニマスな記憶、捨てきれない幼い頃の自分、唐突な夢…、個人的な混沌をベースに、絵画や陶芸、 ドローイングなどの表現で、見たことがあるような見たことがない世界をつくり出している。現在は拠点を持たず、アジアを中心に各地に滞在・横断しながら制作。個展に「anima」POST Gallery 4GATS(2017・東京)、「touchable murmur」GALVANIZE Gallery(2018・宮城)、「avatar」京都造形芸術大学 Painting Laboratory 303(2018・京都)。グループ展に、「Asia International Ceramic Exchange Exhibition」Clayarch Gimhae Museum(2019・韓国)など。

https://twitter.com/madam____killer

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根本裕子(ねもと・ゆうこ)

1984年 福島県生まれ。陶芸家。 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科芸術文化専攻 陶芸領域 修了。大学在学中より和太守卑良氏に影響を受ける。手びねりによって制作される作品の多くは、動物の形を借りた架空の生き物で、時間の痕跡となるシミ、皺、たるみを粘土に刻み焼成している。その他、お守りと称した作品制作や、「SANZOKU」名義で彫刻的な(且つふざけた)食器を展開している。主な個展として、「豊かな感情」Cyg art gallery(2018・岩手)、「どこまでいっても物体」TOKIO OUT of PLACE(2017・東京)、「N.E blood 21 vol.23 根本裕子展」リアス・アーク美術館(2017・宮城)、「─陶 幻想のいきもの─ 根本裕子展」INAX gallery(2009・東京)。現在、福島県の自宅で陶作。

https://twitter.com/sanzoku_shokki


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halken LLP(ハルケン)

halken LLP(ハルケン)は、山形出身の画家・スガノサカエ(1947-2016)のマネジメントをきっかけに、2012年に結成された二人組のチーム。展覧会のキュレーションや構成・デザイン、アーティストブックの企画・制作・出版、アーティストマネジメントなど、幅広く活動を展開している。主なキュレーションとして、十和田市現代美術館 スガノサカエ展(2010)、山形ビエンナーレ スガノサカエ展(2014, 2016)、山形県東根市美術館(まなびあテラス) トーチカ展(2017)など。2018年の山形ビエンナーレ2018では、企画展「現代山形考」の展示構成・デザインを手掛けた。また、アーティストブックの企画・制作・出版として、スガノサカエ、下道基行などがある。2017年より山形藝術界隈の展覧会ビジュアルをデザインを手掛け、現在では同グループのマネジメントやキュレーション等にも携わっている。

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Reborn-Art Festival2019のHP。
http://www.reborn-art-fes.jp/area/ishinomaki/

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